ジャカルタ・アジア大会に参加しているバスケットボール男子日本代表で行動規範に反した4選手が、日本に強制送還された。20日午後、成田空港到着便で帰国した。

 今村佳太(22=新潟アルビレックスBB)橋本拓哉(23=大阪エヴェッサ)永吉佑也(27=京都ハンナリーズ)佐藤卓磨(23=滋賀レイクスターズ)の4人は、大会期間中の17日未明、「JAPAN」の文字が入った公式ウエア姿でジャカルタの歓楽街に繰り出し、女性を連れ出すことができる店を訪れていた。

 日本オリンピック委員会(JOC)はこの行動を確認し、強制送還という厳罰に踏み切った。アジア大会への派遣は国費で賄われており、選手たちには社会の模範となる行動が求められていた。残された選手8人でアジア大会を戦うことになった。

 なお、日本バスケットボール協会は代表選手の強制送還という非常事態を受け、20日夜に都内で会見を開く予定。事実関係はすべて明らかにするという。