日本歴代2位の自己記録20秒11を持つ飯塚翔太(27=ミズノ)は、20秒68で6位となり念願のメダル獲得はならなかった。

6レーンからスタートをきった飯塚は、前半100メートルで5番手争いを演じ、後半も伸びず6位でフィニッシュした。

4年前の前回大会は4位、最低でもメダルを狙ったレースだったが、実力を発揮できなかった。

レースを終えた飯塚は疲労困ぱいの様子で「悔しいっすね。やることはやったんで大丈夫です。次に向けて頑張りたい」と言葉をつないだ。それでも悔しさがジワジワとこみ上げるのか「前回メダルを逃して次は取ってやろうと思ったんですけどね…」と唇をかんだ。金メダルに年下の小池が輝き「小池がメダルを取ってくれて次のエネルギーになります。切磋琢磨してやれる環境はありがたい」と称賛の声を送った。

20秒23で金メダルを獲得した小池祐貴(23=ANA)と日本人ダブル表彰台は逃した飯塚だが、次の種目へ気持ちを切り替えていた。