女子100メートル準決勝で土井杏南(19=大東大)が、自身が昨年記録した11秒59の大会記録と同タイムをマークし、全体1位で決勝に進んだ。

 隣レーンで走った青学大の藤森ら実力者を寄せつけなかった。上体がぶれない走りでじりじり差を広げた。好タイムにも、準決勝ではスタートでピストルに対する反応が遅れて焦ったと話し「予選の方が感覚はよかった」と不満顔だった。

 自己ベストは11秒43のため、更新すると自動的に大会新記録になる。そうなれば、09年に高橋萌木子出した11秒32の日本学生記録も見えてくる。「調子はすごくいいので、まずは自己ベストを更新できるようにしたい」と話した。