日本陸連の原田康弘強化委員長(60)が、今大会の中間総括を行った。入賞0の苦戦について「真摯(しんし)に受け止めています。多くのファンに心配をかけております」と述べた。男子やり投げなど世界のレベルが上がり、日本勢が入賞を逃したことに、浅場副委員長は「リオに向けて、我々は軌道修正すべき。それは紛れもない」と大会前の見通しが甘かったことを認めた。

 目標の「メダル2、入賞6」は厳しい状況だ。それでも原田委員長は残り3日で行われる、男子50キロ競歩、同400メートルリレー、同走り高跳び、女子やり投げ、同マラソンの5種目を挙げて「挽回したい」。サニブラウンについては「我々も驚いている」と高く評価した。