サニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)が、世界選手権男子200メートルの史上最年少ファイナリストとなった。準決勝で20秒43の2着となり、日本人では03年大会で銅メダルを獲得した末続慎吾以来14年ぶりの決勝進出を果たした。

<サニブラウン・ハキーム アラカルト>

 ◆1999年(平11)3月6日、福岡県生まれ。父はガーナ人、母は日本人。東京・城西高を3月に卒業後、オランダを拠点に練習。9月から米フロリダ大に入学し「スポーツマネジメント」を学ぶ。188センチ、78キロ。

 ◆ポジションはFWでサッカークラブにも入りながら、小3から「アスリートフォレストTC」で陸上を始めた。「アスリート-」の大森盛一代表は「当時はサッカーの方が好きだったと思います」。

 ◆15年世界ユース選手権で大会新記録の短距離2冠。15年の国際陸連の年間表彰の新人賞に該当する「ライジングスター・アワード」を受賞。表彰式ではボルトと会話も交わした。前回の15年北京大会は200メートルに史上最年少出場し、準決勝進出。

 ◆幼少期の家族のコミュニケーションは英語。高校までは自宅で「カートゥーンネットワーク」などCS放送で海外アニメや映画を英語で見るのが習慣。楽しく学習。