世界選手権ロンドン大会男子400メートルリレー銅メダリストの多田修平(21)が男子400メートル予選に関学大のアンカーとして出場し、チームを決勝進出に導いた。

 バトンを受けた時は下位だった。「焦りましたね」。それでも猛烈な追い込みで2着に食い込んだ。28日の決勝では桐生祥秀(21)を擁する東洋大と激突する。「桐生さんの東洋大を倒して、シーズン1位で終わりたい」と54大会ぶりの優勝を見据えた。痛めている右膝や右ふくらはぎは完治はしていないが「愛媛国体よりはいい走りができる。一番上を目指して走りたい」と話した。