順大は往路優勝を狙ったものの8位にとどまった。昨年4区区間賞の栃木主将を当日変更で1区に起用したが10位と出遅れ、リオ五輪3000メートル障害代表の2区・塩尻も10位と順位を上げられなかった。

 栃木は10日前に長門監督から1区投入を伝えられたが「調整に影響はありませんでした。焦らずについていくつもりでしたが、西山君(東洋大)に離され過ぎました。塩尻を生かす走りもできなかった」と最後の箱根を悔しそうに振り返った。

 塩尻も「調整は順調だったのに10~15キロで体が動かなくなって修正できませんでした。何が悪かったのかはこれから分析しますが、より万全な準備は必要だということが分かりました」と3年連続のエース区間でワースト順位に首をひねった。