世界記録の更新も期待されたウィルソン・キプサング(35=ケニア)は順調に先頭集団を走っていたように見えたものの、15キロ付近で急にペースダウンした。

 最後は苦しそうな表情で立ち止まり、やむなく棄権を決断した。

 大会関係者によると、体調を崩していたという。

 今大会は2連覇が懸かり、2日前の記者会見では「準備万端。世界新記録ペースで走る」と語っていたが、まさかの早すぎる棄権となった。