来年5月の世界リレー大会が予定されていたバハマで開催できない可能性が高く、代替地として日本、中国、ジャマイカなどが挙がっていることが14日、関係者の話で分かった。

 第4回を迎える同大会は国際陸連が主催するリレーの祭典。世界35カ国が集まった前回は、男女の400、800、1600、3200メートル、男女混合1600メートルのリレー9種目を実施した。同大会は、20年東京オリンピック(五輪)にも間接的に影響がある。東京五輪に出場できる16チーム中、まず19年世界選手権の上位8チームが出場資格を得る。その世界選手権の切符を取るため、世界リレーに出る国は多い。

 中国は国際陸連主催の最高峰シリーズであるダイヤモンドリーグを毎年実施する実績があるため、日本開催の可否は不透明。国際陸連理事も務める日本陸連の横川浩会長(71)は「国際陸連の意向を静観している」と慎重に話した。