陸上男子110メートル障害の日本記録保持者の金井大旺(たいおう、23)が2月から福井県スポーツ協会からミズノへ所属が変わることが10日、日本陸連の関係者の話で分かった。近日中に発表される見込み。

法大卒業後、同協会に特別強化コーチとして籍を置いていた。昨年6月の日本選手権では13秒36(追い風0・7メートル)で13秒39だった日本記録を14年ぶりに更新。この1年で自己記録を0秒17短縮するなど急成長しており、20年東京オリンピック(五輪)でも活躍を期待されている。

ジャカルタ・アジア大会では初の日の丸を背負った。 ただ東京五輪後は家業を継ぎ、歯科医師になると決意している。高校も北海道の進学校・函館ラ・サールの異色のハードラー。練習もハードル練習は週2日ほどでイメージトレーニングも重視する独自の道を進む。よりよい環境を求め、移籍を決意。限られた競技生活ですべてを出す。