来年8月に札幌市で開催される20年東京オリンピック(五輪)のマラソンコースが19日、決定した。市内中心部の中央区、豊平区、北区が「舞台」。大通公園発着で、前半は約20キロを1周、後半は約10キロを2周する変則的な周回コースとなった。

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変則周回に決まった札幌のマラソンコースについて、東京五輪男子マラソン代表の服部勇馬(26=トヨタ自動車)は「コースによって準備することは変わらない。たくさんの方に応援をしてもらえる。それで僕自身も力になる。すべてポジティブに考えて、今はトレーニングに励んでいます」と語った。雰囲気などを確認するため、周回だった12年ロンドン五輪の動画を見たという。4月中旬から試走をしていく予定だ。

練習から1周2キロを20回、1周10キロを4回をしており「周回がストレスになることはない」と言う。東京では朝6時だったスタート時間は札幌では7時となる。あまり生活リズムを動かさないでいい点を指摘し、「1時間は大きい。いい方に動いた」と話した。