箱根駅伝・往路が2日、スタートし、日体大の池田耀平(3年=島田)が1区で区間3位の好走を見せた。序盤から首位集団の位置を維持。レース中には周囲を見渡す余裕もあり「余力を残していて、いつでも勝負できるようにしていました」と、胸を張った。

昨年の箱根も1区を走ったが、区間12位。その後は両ひざを痛めるなど、故障に悩む時期を送った。だが、その期間を「体を休められる」とプラス思考で過ごし、地道に練習を積み重ねてきた。昨年11月の記録挑戦会では、1万メートルで自己ベストを26秒も更新する28分47秒を記録。自信を持って、自身2度目の箱根路に臨んでいた。

先月には、母校・島田高男子が全国高校駅伝に出場。後輩から刺激を受け、結果を残した池田は、来年に向け決意を新たにした。「今度は2区か3区で勝負したい。そこを走らなければいけない立場になるので、頑張っていきたい」と拳を握りしめた。【河合萌彦】