陸上のホクレン中長距離チャレンジ第1戦は4日、北海道の士別市営陸上競技場で行われ、女子1500メートルに出場した19年世界選手権(ドーハ)代表の田中希実(20=豊田自動織機TC)が、日本歴代2位の4分8秒68で優勝した。

再開初戦で快走し「すごく調子が上がってきていたので4分10秒を切れる手応えがあった」。ただ日本記録に0秒82及ばず「もう一押し欲しいなと思いました」と満足は見せなかった。

すでに5000メートルで東京五輪の参加標準記録を突破している若手の有望株。大会の延期や中止が相次ぐ中で「海外レースにも出ていけないので世界大会で走るのと同じくらいの集中を1つ1つ(の大会で)出していきたい」。

東京五輪は1年延期となったが「五輪で出すはずだった力を今年の大会で出していきたい」と前向きに抱負を語った。