第98回を迎える東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)は1月2、3日に行われる。歴史ある大会だけに、過去にはさまざまなアクシデントがあった。そこで、あらためて各区間であった出来事を「事件簿」として紹介します。 

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◆6区 1990年(平2)大会で珍事中の珍事が発生。亜大の1年生田中は号砲後、20メートルを過ぎて左折すると逆戻りした。駅伝の命ともいえるタスキを忘れて、走っていた。付き添いの先輩の首にかけていたら、受け取りを忘れ、スタートラインに立っていた。約40秒のロスで区間14位。