新春の上州を舞台にした駅伝日本一を争う大会は、Honda(ホンダ)が創部51年目にして初優勝を飾った。前回王者の富士通が紛失した優勝旗に注目が集まる中、この日の表彰式では特に代替の旗などが授与されることはなかった。

大会主催者側によると、春先をめどに優勝旗が見つからない場合の対応は考えるとした。

優勝旗が所在不明になっている問題が発表されたのは先月のこと。前回のニューイヤー駅伝を制した富士通が今大会に向けて返還準備を進めたところ、本社に保管していたはずの優勝旗が見つからなかった。

大会を主催する日本実業団陸上競技連合の関係者は「表彰式では優勝旗がないので渡せなかった」とし、今も行方が分からなくなっている状況は変わらないと説明した。

そして今後については「優勝したホンダさんの意向も含めながら、団体として考えていきたい」とした上で、「どういう物だったら、ちゃんと飾っておいてもらえるのかも含めて考えていかないといけない」と私見を述べた。