今年1月の箱根駅伝で2年ぶり6度目の優勝を飾った青山学院大の原晋監督(55)が箱根駅伝の“全国化”をあらためて歓迎した。1日、TBS系の番組「ひるおび」に電話出演し、「これは英断だと思います。アッパレな展開になってきましたね」と声を弾ませた。

関東の大学に有力な選手が集中している現状について「高校生の上位100人のうちのほぼ100人が関東にきているのが現実なんですね。ですから強い」とした上で「地方でも出場できるとなれば、地方の学生がそのまま地元に残って強化が進むということで、全国に広がる可能性がありますよね」と話した。

メインMCの恵俊彰から「監督のところに(有望な学生が)来なくなりますよ」と冗談めかして聞かれると「いえいえ、我々は我々でブランディングをつくって来てもらえるように努力をしていきます」とキッパリ。「今年もいいんですよね。勝ちそうな雰囲気が出ています」と、来年大会での連覇に向けて自信を示していた。

原監督は前夜、ツイッターを更新し「関東学連有吉会長にアッパレ!素晴らしい英断ですね。100回大会だけで終わらせるるのではなく、未来永劫のシステムにしたいですね。我々のライバルは陸上界の各大学チームではない、『サッカー界や野球界』である!魅力ある陸上界にしていく為にも必要な改革ですね…」と投稿していた。