第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)に出場する21チームのエントリー選手(各16人以内)が10日、発表され、大学初、史上5校目の3冠に挑む駒大も、順当に選手をそろえた。

夏の世界選手権代表で絶対的エースの田沢廉(4年)、山野力(4年)鈴木芽吹(3年)、花尾恭輔(3年)ら、出雲駅伝、全日本大学駅伝で2冠を獲得した主力が名を連ねた。

一方でオンラインでの記者会見に出席した大八木弘明監督は「今回のキーマンは2年生、1年生。彼らがしっかりやってくれて、その中からキーマンが出てくると思う」と予言。16人のうち、2年生は2人、1年生は4人。特に出雲、全日本で区間新記録を超える走りをしたスーパールーキー佐藤圭汰(1年)の活躍は際立つ。計6人から、さらに力を発揮する選手の登場を期待した。

本年度のチームは世界基準で練習を積む田沢が、周囲に大きな刺激を与えてきた。同監督は「意識の高いエースがいますので、それに下級生がついていって、いいスピード練習もできてきたかなと思う。夏以降、距離走も含め、下級生がやってくれた。駅伝に備えて、順調にやってきてくれた」と評価。「選手が『駒沢から世界へ』と言っている。強いチーム、意識の高いチームになってきている」と自信をみせた。