第99回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)で、3年連続71回目の出場となる専修大が、2年連続総合20位から一気にシード圏(10位以内)を目指す。15日、共同取材会がリモート形式で行われ、長谷川淳監督(38)は「夏合宿から強度を高めて、昨年を超える内容の調整ができた。シード権獲得を目標に置いている」と語った。

前々回1区19位、前回は2区20位と悔しい思いをした高瀬桂主将(4年)は「今年度は全日本や箱根の予選会や日本学連選抜で出場した全日本(大学駅伝)を通して他校のエースとの差を感じたので、その差を埋める練習を意識してきた。その成果を出したい」とリベンジを期した。

前回1区4位と結果を残した木村暁仁(3年)は箱根予選会で日本人トップの8位と、この1年でさらに成長。「昨年度は再現性のない爆発力で、自分の実力以上の結果だった。この1年間は、その爆発力をどうやったら出せるのかをかを(考えて)積み上げてきた。はまったのが予選会。(爆発力を)はめられるところではめる力がついてきているので、今回は再現性のないものではなく、確実に箱根駅伝でつなげていこうと思っている」と、揺るぎない手応えをつかんでいた。