日体大が、アンカーの逆転劇で初優勝を飾った。
女子5キロの6区で、尾方唯莉(2年)が3連覇を狙ったトップの順大と14秒差でたすきをうけた。
尾方は「40秒差でもいけると思っていた。14秒差ならいける」。
小雨が降る中で、トップを走る順大の垣内瑞希(3年)を追った。
2キロ地点で垣内を一気に抜いて、トップに浮上。
「後ろを離してゴールするだけ。自分のリズムでいこうと思った」。
最後は右手人さし指を突き上げてゴールした。
1時間0分50秒でフィニッシュして初制覇。従来の大会記録(1時間1分19秒)を29秒も更新した。
尾方は「先輩方から優勝できると言われて、(21年)3位、(22年)4位で悔しい思いをしてきた。初優勝と大会記録ができてうれしい」と笑顔を見せた。
2位は関大で1時間1分12秒。
3位は中大で1時間1分17秒。
4位は順大で1時間1分35秒だった。
同大会は、中長距離の競技力向上のために、関西学生連盟が主催して21年からスタートした。
1チームは男女3人ずつ。男子→女子→男子→女子と男女が交互にたすきをつなぐ。
距離は1区3キロ、2区2キロ、3区5キロ、4区3キロ、5区2キロ、6区5キロの6区間20キロを走って争われる。
今大会は関西11チーム、関東8チームがエントリーした。
関西からは大阪教育大、関大、関学大、京都教育大、京産大、神戸学院大、同志社大、佛教大、明治国際医療大、立命館大の10チームに加えて、関西学連選抜も参加した。
関東からは順大、城西大、拓大、中大、筑波大、東洋大、日体大、立教大の8チームが参加した。