1年半ぶりの国内レースとなった21年東京オリンピック(五輪)代表の服部勇馬(29=トヨタ自動車)は、2時間9分47秒で34位に終わった。

目標に掲げていた、24年パリ五輪の出場権を争う代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」(10月15日、東京)の出場権を逃した。

レース直後、取材に応じた服部は「苦しくなったのは35キロ以降のところで、脚がいっぱい、いっぱいになった。だんだん動かなくなった」と説明し、右太もも裏側に「ぴきっとした」痛みが出たという。

「悔しい、情けない、いろんな感情が入り交じっている。このままでは戦えないと、現時点の力は分かった。人生を懸けて五輪に臨むという気持ちに持って行かないと、上では戦えない。MGCを目指している時点で世界で戦えるのか」と、自らの姿勢に厳しい言葉を浴びせた。