名アスリートが一流の経験と技術を伝える「VICTORYスポーツ教室」(主催・日刊スポーツ新聞社ほか、協賛・トンボ)が5月31日、宮城・宮城学院中学校高等学校で開催され、女子マラソン元日本代表の有森裕子さん(56)が講演会と実技指導を行った。

有森さんは全校生徒、教職員ら約450人を前に講演。中学時代、全校運動会の800メートル走で3年連続優勝したことが、陸上競技人生のスタート地点になったことや、岡山・就実高入学時に陸上部に入部したい一心から顧問の先生を1カ月間追いかけ、説得したエピソードを披露。「チャンスを絶対、モノにする執念、そして自分が決めた目標に向かって、どう頑張るのかが大事!」と、締めた。

また講演会後の実技指導では、中高陸上班員を相手に奮闘。シューズのひもの結び方、腕の振り方や短距離ダッシュなど2時間にわたり、熱心に指導した。