男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(28=富士通)が昨年3月の東京マラソン以来、約1年3カ月半ぶりの復帰レースに臨み、1時間2分46秒をマークした。日本人5位となる全体7位でフィニッシュした。

今年3月の東京マラソンは股関節痛により欠場。合宿などを経て距離を伸ばし、復活への道を歩んできた。同4月に取材に応じた際は「10月のMGCでパリ五輪の代表権を勝ち取ること」を目標と語っており、函館でその1歩目を踏み出した。

鈴木の妻で、21年東京オリンピック(五輪)8位入賞の一山麻緒(26=資生堂)は1時間10分23秒で優勝を飾った。

男子の優勝は定方駿(マツダ)で、1時間1分37秒を記録。今夏の世界選手権(ブダペスト)代表の西山和弥(トヨタ自動車)は1時間3分58秒(記録はいずれも速報値)だった。