22年世界選手権代表の村竹ラシッド(21=順大)が13秒04(向かい風0・9メートル)の日本タイ記録で大会2連覇を達成した。

順大の先輩で今夏の世界選手権5位入賞の泉谷駿介(23=住友電工)が今年6月にマークした日本記録と同タイム。向かい風の中、学生新記録を打ち立てた。

今季は4月29日の織田記念で左足を肉離れし、6月の全日本選手権を欠場。ケガからの回復を目指す中、再発防止とともに「(姿勢を)抑えて高くする」フォームの習得を磨いてきた。

7月29日のナイトゲームズ・イン福井で復帰すると、自己ベストとなる13秒18をマーク。パリ五輪の参加標準記録(13秒27)を突破した。今月2日には、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)アモイ大会(中国)で13秒19の5位になっていた。

今大会予選後に「大会記録も更新したいですし、自己ベストが出る手応えもあるので、13秒0台を出せたら100点かな」と語っていた通りの力走をみせた。