駒澤大(駒大)が1区から首位に立ち、そのままゴールまで独走状態で優勝した。大会記録の2時間7分51秒をマーク。1区篠原倖太朗(3年)、2区佐藤圭汰(2年)、最終6区鈴木芽吹(4年)が区間賞を受賞するなど、圧倒的な強さを見せつけた。

主将で6区区間賞にも輝いた鈴木は「昨年の強かったチームを超えようっていうところは1つテーマとしてあるので、そういう意味で、まず記録で超えられたのはうれしい」。

前回大会で同大学が樹立した大会記録(2時間8分32秒)を自ら塗り替え、うなずいた。

今季主将としてチームを率いる鈴木。エースとして走りで引っ張り、さらに言葉でも仲間を統率する主将を目指して取り組んできた。

昨年までは自分の記録に目が向いていたが、今年は「勝たせるためにキャプテンになった。周りへの声かけとか、厳しく言うときは言うとか、意識しています」とチームの勝利を第一に尽力。

今大会に向かう直前のミーティングでも「仮に自分に来るときに2番とか3番だったとしても、戦える範囲であれば、もう僕は絶対負けない自信があるから」と力強い言葉で仲間の重圧をほどいた。

11月の全日本、来年1月の箱根を制すれば、史上初の2年連続3冠となる。

鈴木は、出雲メンバー以外にも「楽しみな選手がたくさんいる」と自信を示す。前人未到の偉業へ、勢いはまだまだ止まらない。

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