立教大(立大)が2年連続29度目の出場を決めた。

1月の箱根駅伝経験者7人が出場し、前半10キロを全体1位で通過。5000メートルの持ちタイムがチームトップの林虎大朗(3年)や同2位の山本羅生(3年)らが順調にペースを刻んだ。

直前の監督解任を乗り越えた。11日にニュースサイト「デイリー新潮」が上野裕一郎前監督と同部の女性部員との不適切な交際を報道。その報道前に同監督からチームと大学へ申し出があり、10日付で謹慎処分が下された。しかし、事態を重く受け止めた立大は11日付で解任を決定。12日には西原廉太総長から「本学体育会に関する事案について」と題したメールが全学生と教職員に送信され、「心よりおわび申し上げます」「今後は、部員の保護ならびにケアを最優先とし、慎重かつ適正な対応に全力を尽くす」などと報告されていた。

立大は昨年の予選会を6位通過し、史上最長となる55年のブランクを経て本大会へ出場。今年1月の本戦では総合18位となった。今回の予選会は、長距離総監督の原田昭夫氏が代理監督を務めて出場。トラブルを乗り越え、箱根路への切符をつかんだ。