24年パリオリンピック(五輪)マラソン代表をかけたマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われ、男子は小山直城(27=ホンダ)が2時間8分57秒で優勝、赤崎暁(25=九電工)が2時間9分06秒で2位に入り、上位2人に与えられる五輪代表に内定した。

21年東京五輪6位入賞の大迫傑(32=ナイキ)は2位と5秒差の3位となり、五輪切符は獲得ならず。4位はスタートから35キロ過ぎまで先頭でレースを引っ張った川内優輝(36=AD損保)が入った。

日本陸連ロードランニングコミッション・リーダーの瀬古利彦氏がレースを総括。19年のMGCと同じく3位となった早大の後輩の大迫は「また3番。詰めが甘い」と厳しい評価。12月以降のファイナルチャレンジの結果次第で代表内定の可能性があり「次のファイナルチャレンジでは日本記録でも出して、選ばれるのでは」と期待を込めた。

130回目のフルマラソンで存在感を発揮した川内は「よく頑張った!」と絶賛。「彼の頑張りが日本のマラソン界を盛り上げる。マラソン界の立役者。彼に一番あっぱれをあげたい!」と興奮気味に話した。

パリ五輪切符をつかんだ小山、赤崎には「9分台の記録では世界で戦えない」と険しい表情をみせ「五輪までに良い記録を出すことに挑戦してもらいたい」とハッパをかけた。

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