成年少年女子共通400メートルリレーで、宮城が2年連続の上位入賞を果たした。45秒53で3位。1位大分に0秒20、2位愛知に0秒02及ばなかったが、予選、準決勝から強みであるチームワークを発揮した。1走・佐藤柚希(東北学院1年)、2走・千葉安珠(あんじゅ、常盤木学園2年)、3走・松本沙耶子(28=七十七銀行)、4走・三浦由奈(筑波大4年)で、佐藤以外は昨年の準優勝メンバーという強力布陣。悲願の初Vはお預けも、今後の飛躍を予感させた。
アンカー三浦が悔しげな表情を浮かべ、空を見上げた。松本からトップでバトンをもらい、必死に腕を振る。だが、後方から猛追され「気持ち的に焦っちゃって」と思うようにスピードに乗れない。無情にもゴール手前で大分・児玉芽生(ミズノ)、愛知・吉田紗弓(クレイン)にまくられた。「みんな力は出し切って、自分の走りだけで優勝から3位まで落としちゃったかなというのがあるので、みんなは頑張ったと思います」と責任を背負った。
1・2走の高校生コンビが上位争いへの流れをつくった。ミスなくスタートを決めた佐藤は「優勝を目指していたので、悔しい部分があるんですけど、決勝では自分の走りをしっかりできた」。少年女子A100メートルで入賞を逃した千葉は「個人で悔しかった分、しっかりリレーで悔しさを挽回できるくらい全力でやりきれた」。高1の佐藤と高2の千葉が好パフォーマンスを発揮。来年に向けての明るい材料になった。
経験豊富な松本は安定したコーナリングを見せ、トップで三浦につないだ。それでも「もう少し差を出して渡したかった」と反省。「優勝を目指してきたので、悔しい部分はありますが、楽しくリレーをすることができた。本当に頼れる後輩ばかりで、私もその追い風に乗って頑張れた」と充実感をにじませた。
悔しさを糧に三浦は絶対的な存在を目指す。大学卒業後は実業団で競技継続予定。「また国体で走る機会があれば、今回の児玉さんみたいな感じで、4走を任されても全部食うぐらいの走りができる選手になりたい」と雪辱を誓う。伸びしろ十分な宮城チームの未来は明るい。【山田愛斗】

