昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)男子4位の川内優輝(36=あいおいニッセイ同和損保)が、今夏のパリオリンピック(五輪)マラソン代表の補欠に決まった。

同種目の代表枠は「3」で、すでにMGC1位の小山直城(ホンダ)、同2位の赤崎暁(九電工)が内定済み。残り1枠を懸けた最終選考会となる東京マラソンで、設定記録(2時間5分50秒)を突破する選手が不在だったため、日本陸連が定めた選考要件に基づき、MGC3位だった大迫傑(ナイキ)が代表入りを決めた。

大迫が3枠目に入った場合はMGC4位の選手が補欠となる規定のため、川内が補欠に決定。代表選手に辞退者が出た場合は、五輪初出場の可能性もある。東京マラソン前には「補欠に決まれば準備をしっかりしたい」と話していた。