陸上の世界選手権東京大会(9月13~21日)開幕まで2日となった11日、女子中長距離の田中希実(26=ニューバランス)が会見に出席し、日本人初となる1500&5000メートルの2種目での入賞へ決意を示した。
前回の23年大会は5000メートルで8位入賞。4大会連続となる今大会は「2種目で決勝に残りたいが、とにかく全力で臨みたい」と闘志を燃やしている。
今季は新設のグランドスラム・トラック(GS)に日本勢で唯一参戦。3大会5レースを駆け抜けた。「取り組みや出るレースに見合っていないことが多かったが、1度経験してみたことによって、世界陸上に向けて心身ともに良い準備ができた」と経験値を高めてきた。
1500メートルで8位入賞した21年東京五輪は「出られるだけでうれしい気持ちが大きかった」と振り返る。その後は常に入賞以上の結果を狙うようになり、自分自身の期待感やプレッシャーと格闘する日々が続いた。「壁にぶちあたって押し戻される経験が増えた。身に起こるとなかなか受け入れなかったり、苦しい思いをしたりすることが多かった」という。
東京五輪から月日が流れ、今大会は同じ国立競技場が舞台となる。「この4年の集大成というよりも、苦しんだことが何に結びつくのかを自分で見届けたい」と心待ちにした。

