男子400メートルの予選2組で中島佑気ジョセフ(23=富士通)が、従来の記録を0秒33も更新する44秒44の日本新記録で準決勝進出を決めた。44秒2台を切る自己記録を持つ3人に食らいつき、持ち味のラスト50メートルの猛追で2着でゴールを駆け抜けた。

レース後は「会場の雰囲気がすごくて、いろんなエールを背中に受けて、いいレースができた」とまずは地元の利を強調。その上で「やることをやれば44秒4ぐらいはふつうに出ると思っていた。予定通り」と、当然の顔で振り返った。

世界選手権は3大会連続出場。23年大会で準決勝に進出した後、世界を見据えて同年11月から単身で渡米、米国にも拠点を設けたが、24年パリ五輪代表は予選敗退。その失敗を糧にした。「パリではレースで無理をしたけど、今回は自分のペースを崩さなかった。100%やりたいことができるようになった」。

91年東京大会のこの種目で高野進が日本人初の決勝進出を果たしてヒーローになった。あれから34年。ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ東京生まれのスター候補は「決勝でしっかり勝負する。自分にはそのポテンシャルがある」と新時代のヒーロー誕生を確信していた。【首藤正徳】

 

【世界陸上】世界最速は誰だ?男子100m決勝 男子400m中島が日本記録 第2日/速報中