<名古屋ウィメンズマラソン>◇11日◇ナゴヤドーム発着(42・195キロ)

 渋井陽子(32=三井住友海上)が健闘した。日本歴代2位の記録を持つベテランは、32キロ過ぎまで先頭集団に食らいついた。日本代表経験者10人が参戦したロンドン五輪切符獲得のサバイバルレースで、2時間25分2秒の4位。尾崎好美(第一生命)と中里麗美(ダイハツ)に次ぐ日本勢3位に「いいメンバーの中で、結構いけてんじゃんと思いながら走っていた」と笑わせた。

 今大会限りで同僚の土佐礼子(35)が引退する。レース後は、ゴールしたばかりの土佐に駆け寄って、ねぎらった。「(元監督の)鈴木さんから電話があって、あと2キロ痩せてたら優勝だったな、って言われちゃった」と頬を膨らませていた。