<陸上:第30回静岡国際陸上>◇3日◇静岡・エコパスタジアム◇男子200メートルほか決勝9種目

 男子200メートル予選で高瀬慧(25=富士通)が、20秒34の自己ベストを出した。織田記念で出した100メートル10秒13に続き、連戦で短距離2種目の自己ベストをマークした。

 もっとも本人は、20秒45で2位に終わった決勝の走りが不満な様子。2戦連続自己ベスト更新にも「自分の中ではスカッとしない。決勝は外(のレースの選手)を見てしまう、自分の悪い癖が出た」と悔しがった。2つ外のレーンは、0秒06差で先着され、優勝をさらわれた飯塚翔太(ミズノ)がいた。飯塚を意識し“チラ見”したことで体や動きが硬くなり、後半の伸びを欠いた。「後半はリラックスを」と自分に言い聞かせていた。