<陸上:日本選手権兼アジア大会代表選考会>◇第1日◇6日◇福島市とうほう・みんなのスタジアム◇女子1万メートルほか

 「美白ランナー」西原加純(25=ヤマダ電機)が、32分37秒23で初優勝を飾った。

 白い肌と笑顔で印象的な25歳は、先頭集団を形成。ラスト2周でかけていたサングラスを投げて、ペースアップ。後輩の竹地志帆(23=ヤマダ電機)の追い上げをおさえてトップでゴールした。今年4月にアジア大会の派遣設定記録Bをクリアしており、9月の仁川行きを確実にした。

 取材エリアではサングラスを投げた場面を質問された。「元祖サングラス投げ」の00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さんもいる中で「まねをしたの?」と質問されて「まねしたわけじゃないです。気合を入れるのも兼ねて投げました。途中からサングラスをとりたいと思っていたので」と照れ笑い。きめ細やかな白い肌を、ほんのり赤くしていた。