タイムは封印します-。今秋のアジア大会男子マラソン銅メダリスト川内優輝(27=埼玉県庁)が28日、スペイン・バルセロナで31日に行われる10キロロードレースに出場するため成田空港を出発した。

 今年は13本のマラソンに出た川内は来年も「地方でこっそりですけど」と同程度をこなす。ただタイムについては「今まで(2時間)7分台とか目標を言うと、肩に力が入るのか必ず失敗した。タイムより勝負。順位を重視したい」と話した。今年の自分を象徴する漢字1文字を「充」とした川内。「いろいろな所に行って充実していたし、来年に向けての充電も」と奮闘を誓った。