日本(世界ランキング36位)は、21年東京五輪4強のスロベニア(同7位)に68-103で完敗した。W杯(25日開幕、沖縄ほか)前最後の強化試合。序盤は互角に近いスコアで競り合ったが、3点シュートの精度が上がらず、体格で勝る相手にも苦しんだ。NBAのスター選手、ドンチッチ(マーベリック)らの個人技を止められず、終わってみれば100点ゲームとなった。浮き彫りとなった課題を本番までに修正する。大黒柱の渡辺雄太(サンズ)は右足首捻挫の影響で出場を回避した。
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試合終了まで残り約3分半で、一気に17得点も突き放された。最終スコアは68-103。35点差は、2年前の東京五輪1次リーグで敗北時と同じだった。
17日のフランス戦に続いて、ノーマークで3点シュートを外すシーンが目立った。この日の3点シュート成功率は21・7パーセント。ホーバス監督は以前、目標値を40%に置いていると話したことがある。
課題が明白だからこそ、選手たちに悲壮感はない。東京五輪でもスロベニア戦に出場した馬場は「守備面は五輪のときよりは良い感じでできたと思った。シュートが入ればまた違う展開になった。そこまできたことは日本バスケとして進化したところ。成長していると思う」と前を向いた。
主将の富樫も「今日の試合からは学べるところがあった」としたうえで、「トムさんからは『1日で世界1位になれるチームはない。毎日うまくなろう』と言われている。昨日よりも明日、上手になろう。その積み重ねでやっている」と力を込めた。
試合後には場内で壮行会が行われた。その際、高さ約10メートルのビッグユニホームに、ホーバス監督は英語で「BELIEVE!(信じる!)」と記した。そして「信じなければ、もう終わり。私たちは信じています」と説明した。目標とするパリ五輪切符を手にするにはアジア勢で最上位になる必要がある。そのハードルは決して低くない。それでも自身や仲間を信じて、真夏の沖縄アリーナで全力で戦い抜く。【奥岡幹浩】

