日本代表(世界ランキング36位)が、バスケットボールワールドカップ(W杯)開幕戦でドイツ(同11位)と対戦。
日本はドイツに大敗して黒星スタートとなった。
日本はW杯黒星スタート、ドイツに大敗 右足首捻挫の渡辺雄太をスタメン起用も及ばず
日本 | 63 | 11-23 20-30 16-16 16-12 | 81 | ドイツ |
試合経過
第1Q
日本のスターティングメンバーはPG富樫勇樹、今回のメンバーで唯一のNBAプレーヤー、サンズSF渡辺雄太、Cジョシュ・ホーキンソン、SG馬場雄大、SF原修太が名を連ねた。
序盤はドイツペース。大きな体格を生かした攻撃にゴール下への進入を許し、失点を重ねた。しかし渡辺雄太の2本の3ポイント(P)シュートで応戦。守備でも奮闘しドイツの攻撃を渡辺が止める場面が目立った。15日の国際強化試合で負った右足首のけがを感じさせないプレーを披露している。
先に日本がタイムカードを切ったが流れは変わらず、12点差と大きくリードを奪われ第2クオーター(Q)に突入した。
第2Q
馬場雄大が奮闘。豪快なダンクシュートを皮切りに3連続得点し、チームを盛り立てる。 だが、ドイツのNBAマジックに所属するモリッツ・ワーグナーが止まらない。この日13得点目を挙げ、日本を引き離した。デニス・シュレーダーからダニエル・タイスのアリウープも見せつけられた。 日本はたまらず2度目のタイムアウト。修正を試みたが、その後も失点を重ね、前半を31-53の22点ビハインドで折り返した。
第3Q
序盤から日本が飛ばした。ジョシュ・ホーキンソン、渡辺雄太の2連続得点で6点を先取。ドイツがたまらずタイムアウトを取った。 その後の日本は積極的な守備をみせた。富樫勇樹のインターセプトやホーキンソンの粘り強い守備でNBAプレーヤーを擁するドイツ相手に応戦したが得点差を詰められず。22点差のまま、このQを終えた。
第4Q
スターティングメンバーと同じ布陣に戻してスタート。第3Qの勢いそのままに渡辺雄太とジョシュ・ホーキンソンが攻守に躍動。馬場雄大から渡辺のアリウープを決め、富永啓生にも、この試合初の3点シュートが出た。ホーキンソンが両チーム最多の10リバウンド、渡辺がチーム最多の20得点と奮闘。第3Q(16-16)、第4Q(16-12)は互角の戦いをみせたが、序盤に許したリードが響き、63-81で敗れた。
W杯メンバー
▽ポイントガード(PG)=2人
<#2>富樫勇樹(167センチ=千葉ジェッツ)
<#5>河村勇輝(172センチ=横浜ビー・コルセアーズ)
▽シューティングガード(SG)=4人
<#6>比江島慎(191センチ=宇都宮ブレックス)
<#18>馬場雄大(195センチ=無所属)
<#19>西田優大(190センチ=シーホース三河)
<#30>富永啓生(188センチ=ネブラスカ大)
▽スモールフォワード(SF)=3人
<#12>渡辺雄太(206センチ=サンズ)
<#31>原修太(187センチ=千葉ジェッツ)
<#91>吉井裕鷹(196センチ=アルバルク東京)
▽パワーフォワード(PF)=1人
<#75>井上宗一郎(201センチ=越谷アルファーズ)
▽センター(C)=2人
<#24>ホーキンソン・ジョシュ(208センチ=サンロッカーズ渋谷)
<#99>川真田紘也(204センチ=滋賀レイクス)
※ホーキンソンはPFを兼ねる
試合前
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