1月の4大陸選手権で2度目の優勝を果たした三浦佳生(かお、21=明大)が、23年フィンランド大会以来3季ぶりのGP通算2勝目を挙げた。

ショートプログラム(SP)首位から、フリーも2種3本の4回転を決めて自己ベストの190・35点で1位。合計も自己ベストを11・72点更新する293・25点をマークし、個人の中立選手(AIN)として出場したロシアのジキジ、セメネンコに加え、ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの佐藤駿(エームサービス/明大)、同金メダルのシャイドロフ(カザフスタン)ら強豪を抑えて頂点に立った。第1戦フランス杯2位と合わせて28ポイントとし、男子一番乗りで3季ぶりのGPファイナル(12月10~13日、中国・重慶)進出を決めた。

フランス杯で2位に入った時点で、ファイナルは強く意識していた。それでも「欲張らずにしっかりと自分のできることをやろう」と平常心でトライ。全6本のジャンプで加点を引き出し「変に高望みしないことが一番今回は良かったかな」とうなずいた。

滑り終えると、雄たけびを上げて左手でガッツポーズ。「それぐらいうれしかったです」。一方で、前半のジャンプの出来栄え点(GOE)やスピンのレベルには向上の余地も実感している。さらに、ファイナルに向けて、帰国後は4回転を1本増やした構成を練習で試す考えも明言。「やるかは別として、やっぱりファイナルでもしっかり戦いたい」と、シリーズ上位6人による大舞台へさらなる向上を誓った。

この日は、演技だけではなく、フリーで演じた「ジキルとハイド」のメークでも存在感を発揮。試合前に前日7日に演技を終えた女子の渡辺倫果と山下真瑚に施してもらったといい、「自分じゃもう無理なので、こんなのは」と笑いを誘い、「雰囲気もプログラムに溶け込んでいて良かった」と感謝していた。

【フィギュア】三浦佳生がファイナル一番乗り!「また中国で試合できてうれしい」GP通算2勝目