昭和生まれに多かった「子」がつく若い女性は少なくなった。今やどの名前がキラキラネームか分からないほど、多種多様な名前がつけられる昨今。女子プロゴルファーの名前にも時代の変遷が感じられてとても興味深い。
先週の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第3ラウンドで、「みゆう」&「みゆ」がトップ10に半数近く名を連ねた。山下美夢有(21=みゆう)、佐藤心結(19=みゆ)、後藤未有(21=みゆう)、阿部未悠(21=みゆう)の4人。山下以外の3人は昨年の6月と11月のプロテストに合格。読み方は「みゆ」か「みゆう」か。一部の先輩プロもまだ混乱しているようだった。
日本女子プロ選手権の佐藤の会見で、名前について話が及んだ。同組で回った堀琴音からスタート時に「『みゆ』がいたり、『みゆう』がいたり、どっちなのか分からなくなる。佐藤さんはどっち?」と確認されたという。「私は『みゆ』です。私は『う』はなく、2文字ですと答えました」と明かした。堀は「最近まで後藤未有ちゃんは『みゆう』ちゃんなのに、『みゆ』だと思っていた」と話していたという。佐藤によると、学生時代にも同姓同名がいたという。
「みゆ」「みゆう」で混同することもあってなのか、阿部は一部で「あべみ」と呼ばれている。名前の由来もさまざまだ。佐藤は「いろいろな人とつながれるように」、山下は「美しい夢を持ってほしい」、後藤は「未来が有るように」。読み方は似ていても、漢字も愛称も由来もまったく違う。
最新のメルセデス・ランキングのトップ50をチェックした。「子」がつくプロは、13位の上田桃子を筆頭に50人中6人。昭和生まれで名前に「子」がつく私としては、「子」の健闘に勝手にうれしさを感じた。一方で、山下が首位、佐藤が26位、後藤が34位、阿部が37位。「みゆ」&「みゆう」がしっかり一大勢力となっていた。
明治安田生命のHPによると、最新の21年名前の読み方ランキング(女の子)1位は「メイ」、2位は「ミオ」、3位は「ツムギ」だった。10年後、「子」がつくプロがまだ頑張っているのか。「みゆ」&「みゆう」がさらに勢力を広げているのか。「めい」といった新勢力が出てくるのか。新たな興味がわいた。【近藤由美子】


