国内男子ツアーを統括する、日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長の青木功(78)が、全英オープンを総括した。松山英樹が欠場し、日本勢5人で、決勝ラウンドに進出したのは木下稜介のみ。「これからが勝負」と、今大会の経験を今後に生かすよう期待した。

星野陸也と金谷拓実は意気込みすぎていた。星野は東京オリンピック(五輪)があり、金谷は松山不在で、ともに存在感を示そうというのが伝わってきた。星野はショックが五輪に響かなければいいが。強くなりたいなら、きつくても自己分析したり、体力をつけたり、次に進まないといけない。金谷は第2ラウンドの14番パー5のダブルボギーが痛かった。多くの選手がバーディーを取ったホール。第2打をOBとして「パーでいいや」と思えず、気合が空回りした。

木下は好調を証明した。得るものは多かったはず。予選落ちしたが、手応えを口にしていた永野竜太郎と同様、自分のゴルフができれば世界でも戦えると感じたと思う。逆に出遅れた稲森は攻めざるを得ず、本来のプレーをできなかった。

優勝したモリカワは、パワーゴルフの流れになっている中で、飛距離よりも正確性で勝った。五輪では強力なライバルになるが、日本人にとっては最高の手本にもなる。(プロゴルファー、テレビ朝日解説者)