国内女子ゴルフツアーで今季初優勝を果たした、福井県出身のセキ・ユウティン(24=中国)が22日、東京・新宿のAlpen TOKYO ゴルフ5 フラッグシップストア新宿店で行われた、ファンとの交流イベントに参加した。約1時間、トークショーや撮影会などで盛り上がり「うれしいですね。オフシーズンになると試合もないし、練習しかなくて、寂しくなる感じですけど、こういう機会にファンの皆さんにお会いできて(心が)ポカポカになる」と、喜んだ。

前日21日は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰式「JLPGAアワード」に、中国の民族衣装「漢服」で出席し、話題を集めた。会場では稲見萌寧や川崎春花、木村彩子、双子の岩井明愛&千怜姉妹らに「似合う!」と褒められという。「うれしい1日でした。多くの人が、ドラマでは見たことがあっても、現実には初めて見たみたいで、皆さん楽しそうでした。みんな興味があるのが(中国伝統の髪形にした)髪の毛が本物かどうか。かつらですけど、どこから付けているか全然分からなかったみたいで、それはおもしろかったです」と、周囲の反応も含めて、思い出深い1日となった様子だ。

さらにセキは、日本人にはなじみの薄い「漢服」について次々と明かした。JLPGAアワードではレンタル衣装だったといい「(衣装と髪のセットは)朝7時半から2時間ぐらいかかりました。服を借りるのが2万円で、ヘアメークが1万円です」と告白。「もしも買うと、2万元(約38万5000円)ぐらいするものもあります。いろんな種類があって、唐や宋の時代の漢服はかわいい。昨日のは明の時代のものです。明の時代の漢服は、結婚式とか卒業式でも着る正式なもので、日本の和服みたいな感じです」と続けた。

本職のゴルフは、今季最終戦が11月末に終了したが、約2週間前にはトレーニングを開始したという。年明けにも宮崎県や沖縄県などを候補に合宿を行う計画もある。約50人のファンを前にしたトークショーでは「来年は(国内)メジャーで優勝したい。(年間順位の)メルセデス・ランキングで10位以内を目指したい」と話し、拍手を受けていた。

今季ツアー初優勝のセキ・ユウティン、個性的ファッション「漢服」で出席/JLPGAアワード