女子は2連覇を狙う田村萌来美(もなみ、茨城・ルネサンス2年)が1アンダー70で、男子は初制覇を目指す大郷喜一(埼玉・埼玉栄2年)が5アンダー66で首位に立った。25日に最終日を行い、シードを除く上位男子41人、同女子37人が来年3月19~21日、兵庫県で開催される「全国高校選手権春季大会」(男子=オリムピックGC、女子=チェリーヒルズGC)への出場権を得る。
田村はボギーが先行する苦しいゴルフとなったが、ショットに救われた。平均飛距離230ヤードのドライバーが、この日は約240ヤードをマーク。「第2打を練習ラウンドより短い番手で打てた」ことがアンダーパーにつながった。
前半イーブンも、自身で「荒れ荒れのゴルフ」と評した後半は、10番ボギー、11番バーディー、13番ボギー、14、15番バーディー、16番ボギー、18番バーディーという出入りの激しい内容。「12月前半に体調を崩したが、今日は持ち直した」と笑顔を見せた。
そして、連覇に向け、「明日は自分の苦手なホールをパーとし、3つのパー5全てでバーディーを取ります。ライバル全員を倒して優勝したい」と気合を入れた。
レフティーの大郷は1イーグル、5バーディーを奪い、ボギーは2つでしのいだ。要所でパットが決まった。2番パー5のピン左7メートルのイーグルパットでは「バーディーを確実に取ろうとタッチを合わせたら、ジャストで入った。気持ちが良かった」。
その後、4、5番連続ボギーもあったが、7、8番は連続バーディー。後半は3バーディー、ノーボギーで、第1打が隣コースに行く12番のピンチも、パーにまとめた。
先週、同会場で開催された「日神カップ」高校生男子の部で初優勝。今週も「良い感じで会場に乗り込めた。明日も優勝を狙う」。スイングは左だが、利き腕は右で、大谷翔平と同じであることを意識している。将来の夢は大きく、”ゴルフのオオタニさん”だ。
○‥男子は今屋大雄(埼玉・埼玉栄1年)が2打差2位につけた。後半に自身のハーフベスト31をマーク。「パターが入ってくれた」と思わず笑みをもらした。「好きな上りのフックラインではない下りのスライスが入ってくれた」。最も印象に残るのは16番パー3で、ピン左横4メートルを「ジャストタッチできれいに」沈めた。普段は31~32のパット数が、この日は27。とくに後半は11という離れ業だ。「明日はたんたんと自分のプレーを貫き、スコアを伸ばして優勝できたらいい」と、2017年世界ジュニア選抜東日本決勝7~8歳の部以来の頂点を目指す。
○‥夏の関東大会覇者男女は明暗を分けた。女子の戸高玲奈(茨城・ルネサンス1年)は首位に1打差2位タイに付けるも、男子の佐藤ミラー(栃木・佐野日大1年)は同7打差15位タイと出遅れた。コメントも対照的で、戸高は「明日は3メートル以内のバーディーパットを全部入れて優勝したい」、佐藤は「ベストを尽くして上位に行けたらうれしい」と話した。
<男子>
<1>大郷喜一(埼玉・埼玉栄2年)66(34・32)
<2>今屋大雄(埼玉・埼玉栄1年)68(37・31)
<3>河原勇渚(埼玉・埼玉栄2年)70(36・34)
<3>井上滉太(埼玉・埼玉栄2年)70(35・35)
<5>水沼勇太(栃木・作新学院1年)71(36・35)
<5>堀彰吾(茨城・明秀学園日立2年)71(36・35)
<5>*粂谷海翔(栃木・作新学院2年)71(35・36)
<5>渋井晃太郎(茨城・ルネサンス2年)71(35・36)
<5>阿部羽流斗(静岡・静清2年)71(33・38)
*はシード選手
<女子>
<1>田村萌来美(茨城・ルネサンス2年)=70(35・35)
<2>*戸高玲奈(茨城・ルネサンス1年)=71(36・35)
<2>鈴木みなみ(埼玉・埼玉栄1年)=71(36・35)
<2>伊藤愛華(埼玉・埼玉栄2年)=71(36・35)
<5>柳原由依(東京・共立女二2年)=72(37・35)
<5>伊藤美輝(東京・目黒日大2年)=72(36・36)
*はシード選手
〈主催〉関東高等学校・中学校ゴルフ連盟、スポーツニッポン新聞社
〈後援〉関東ゴルフ連盟、日刊スポーツ新聞社、報知新聞社、サンケイスポーツ
〈特別協賛〉ブリヂストンスポーツ、住友ゴム工業
〈協賛〉ヨネックス、アクシネットジャパン、ミズノ、キャロウェイゴルフ、ピンゴルフジャパン、有賀園ゴルフ、フライトスコープジャパン
〈協力〉一の宮カントリー倶楽部

