<全国高校駅伝男子>◇25日◇京都・西京極陸上競技場発着(7区間42・195キロ)◇47校

 4年ぶり8回目の優勝に照準を絞っていた仙台育英の男子は、8位以内の入賞にも届かない12位に沈み、20年連続のアベック出場を飾れなかった。

 今季の世界クロカン・ジュニア日本代表、1区の服部勇馬(3年)が後方待機から6キロ過ぎにトップ集団に躍り出たが、まさかの失速で区間21位。中継後は脱水症状や過呼吸も心配されたため、病院に直行した。優勝した世羅(広島)をマークしながら60秒差以内で6区以降の終盤勝負という戦略が崩壊。6区ヒラム・ガディア(1年)と7区一色恭志(2年)がともに区間賞の走りで追い上げたが、及ばなかった。清野監督は「仕上がりは悪くなかった。(長距離区の)3、4区も連鎖反応を起こし、うまくリカバリーができなかった」と完敗に肩を落としていた。