“ジェット桐生”の9秒台、総体初タイトルなるか。高体連は22日、都内で28日開幕の北部九州高校総体(大分、福岡、佐賀、長崎の4県)の概要を発表。陸上には、4月の織田記念の100メートルで10秒01の日本歴代2位の記録をマークした桐生祥秀(17=洛南高)が出場する。

 桐生は、まだ高校総体のタイトルがない。最後のチャンスとなる今年、総体のタイトルと9秒台を、8月の世界選手権出場への手みやげにしたい。主催者の高体連も、総体史上初めて、不正スタート発見装置、超音波風向風速計などの計器を準備し、記録誕生に備える。

 また、競泳女子には、ロンドン五輪代表で平泳ぎの渡部香生子(東京・武蔵野高)、体操男子には、9月の世界選手権に出場する最年少代表の白井健三(神奈川・岸根高)らが出場する。