アニマル浜口(68)が3日、奈良県橿原神宮前で行われた「みんなのスポーツフェスティバル」(橿原公苑第一体育館)に登場し、参加者へ気合と笑いを届けた。

 同大会は障がい者と健常者、大人から未就学児までが一緒にスポーツを楽しみ、交流を深めるもので今年で5回目を迎えた。

 アニマルは、オープニングから集まった約250人の参加者の前で、「気合だぁ!」の10連発であいさつ。オリジナルの歌「宝の山」も披露した。

 実行委員会が開発したオリジナルの競技「おもしろドッジボール」にも参加した。20人で1チームのチーム戦で、運動会などで行われる玉入れに似た競技で、障がい者たちと一緒になって楽しんだ。競技の合間も「ワハハッハ」と笑顔で写真撮影などにも応じ会場を盛り上げた。

 表彰式では、娘京子が世界選手権で優勝した時や五輪でメダルを獲得したときなどの思い出と重なり、「そのときの感動を今改めて、みなさんからいただきました。心と心が響くことを頂いたんです。ありがとう!」と涙を浮かべ感謝した。競技に参加した子どもたちにトロフィーを渡し頑張りをたたえた。

 ◆おもしろドッジボール みんなのスポーツフェスティバル奈良実行委員会が考えたオリジナルの競技。20人で1チーム。バレーボールコートの約半分の広さで、センターラインを境に相手方のコートに玉入れのように球を投げ入れる(約100個)。センターラインには幅約2メートルのスペースをつくり、このスペースとコート外に出た球は除外し、コートに残った球の数で競う。時間は1分間を2セット行う。