前日のショートプログラム(SP)で3位につけた山本草太(15=愛知みずほ大瑞穂高)が、2大会連続の表彰台となる3位に入った。

 ジャンプの転倒などミスが続いたが、とっさの機転で流れを取り戻した。

 4回転とトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2度ずつ跳ぶ演技構成だったが、6分間練習での不調を引きずったという。「ちょっと焦ってしまった。本当に不安だらけで演技していた」。それでも、後半予定のジャンプを急きょ変更して演技を立て直し、フリーは4位ながらSP3位の“貯金”を守った。

 それでも、期待された日本男子4人目の優勝には届かず「まだ力不足。当たり前のように4回転を決めないと世界でトップに立てない」と表情を引き締めた。