リオデジャネイロ五輪女子レスリング53キロ級銀メダリストの吉田沙保里(33)が1日、現役続行に意欲的な姿勢を見せた。

 大阪・箕面市内のホテルでカンテレ「イキザマJAPAN リオSP(仮)」(9月10日午後4時~5時半、関西ローカル)の収録に参加。お笑いタレント小籔千豊(42)との対談後、取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。

 -会見などで引退を表明するつもりは

 吉田 ないです、ないです。

 -「東京で借りを返してほしい」という言葉が多く聞かれる

 吉田 いっぱい来ますね、周りから(笑い)。「東京で金メダル」「笑顔で終わってほしい」と。周りの方はそういって期待してくれているので、そういう言葉をたくさん聞くと(20年東京五輪に)「出たいな~」と思うし「頑張りたいな~」と思います。ずっとそれで頑張ってきたので。周りの方の応援がすごく力になります。考えさせられるところですね。

 -東京は目標になるのか

 吉田 もちろん、出られれば。東京ですからね。これが違う国とかだと「辞めます」って言っていました。東京だからこそ。こんな機会は絶対無いので。出られるものなら出たいです。

 -休養の選択肢は

 吉田 (レスリングを)やりながらじゃないと、1年休んだら戻れない。練習はやれるときにはしっかりやってという感じですね。全くやらないということはないです。体は絶対動かしていくと思う。

 -負けることで得たものは

 吉田 勝っているときには感じられない「負けた悔しさ」ですね。今まで勝ってて「うれしい」「よっしゃ」ということしか頭になかった。負けると「こうやって優勝した人がいて、こうやって悔しがる人がいる」と分かる。今まで私は勝っている(方の)ことしか分からなかったから、2位、3位、それ以外の入賞、1回戦負けの人たちの気持ちを考えたことがなかった。それを感じられた五輪だった。たくさんの方々からコメントをいただけたことがうれしかった。救いと言ったらおかしいけれど「胸を張って帰ろう」「日本の皆さんに早く会いたい」「応援してくださる皆さんにお礼を言いたい」と思えるような五輪でした。