8月のリオデジャネイロ五輪女子柔道78キロ超級で銅メダルを獲得した山部佳苗(25=ミキハウス)が13日、北海道庁で行われた「道民栄誉賞」贈呈式に出席した。柔道では、96年アトランタ五輪女子61キロ級金メダルの恵本裕子、世界選手権を連覇した上野雅恵(03年)順恵(10年)姉妹が受賞しており、4人目。

 高橋はるみ知事から賞状と副賞を受け取ると「とても光栄なことなのでうれしいです」と笑顔を見せた。

 五輪後、初の故郷凱旋(がいせん)とあって道内テレビやイベント出演がめじろ押し。約1週間の滞在で多忙を極めるが「道民の人たちに応援してもらって五輪の舞台に立たせてもらったし、背中を押してもらった」と感謝を伝えていく。今後の出場大会などは未定で「北海道でリフレッシュして、また柔道がやりたいという意欲を高められれば」。故郷からパワーをもらい、新たな目標に向う。