早大(関東対抗戦2位)が31-47で同大(関西2位)に、慶大(関東対抗戦4位)が24-29で天理大(関西1位)に敗れ、5大会ぶりに「早慶明」が4強を前に全滅した。明大(関東対抗戦3位)は3回戦で京産大(関西3位)に22-26で敗れており、ラグビー界を引っ張る伝統校にとって苦しいシーズンとなった。

 早大山下大悟監督(36)は同大戦後に「東と西ではブレークダウン(接点での攻防)での感覚(どの程度で反則か、など)が違うのかなとは感じた。対抗戦ではブレークダウン周りをかなり言われるので、慎重になる。丁寧になりすぎて、アグレッシブさが欠けてしまった。同志社はアグレッシブでいいチームだと思いました」と分析。一方の同大山神孝志監督(50)は「関西のレベルは上がってきている。うちも(関西リーグで優勝した)天理さんに負けて学んで。そこが分岐点になった」と関西勢の底上げを実感した。