羽生結弦(22=ANA)は、フリー演技で自身のもつ世界記録を更新する223・20点。SPとの合計321・59点をマークした。

 冒頭の4回転ループ、4回転サルコーをきれいに跳んだ。中盤には3回転フリップを挟み、4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーションジャンプ。4回転トーループも決め、4本の4回転ジャンプを成功させた。終盤2つのコンビネーションジャンプと、3回転ルッツもクリアし、すべてのジャンプをほぼ完璧に決めた。演技を終えると、思わず安堵の表情がこぼれた。

 SPでは4回転サルコーの着氷でバランスを崩し、コンビネーションジャンプが失敗となり悔しい5位と出遅れていたが、王者らしく立て直したところを見せた。