男子シングルスで全仏オープンなどの赤土のシーズンを休養に充てた35歳のフェデラーはドルゴポロフ(ウクライナ)が第2セット途中で棄権したため、わずか40分強で初戦突破。「ここにけがのない状態で戻ってこられたことがうれしい」と笑みを浮かべた。

 男子ツアーを統括するATPによると、これがウィンブルドンの85勝目。ジミー・コナーズ(米国)と並んでいた68年オープン化以降の最多勝利記録を更新した。7度優勝のベテランは「うれしいね。もう若くはないが、ウィンブルドンでの夢は見続けている。どこまで勝ち進めるか楽しみだ」と意気盛んだった。